フランスから見る海外サッカー教育の特徴とは?

サッカー教育の方法は千差万別。「これが正しい」という正解は存在しません。
しかし多くの国のサッカー教育の中でも特に評価されているのがフランス。

フランスのサッカー教育は欧州各国で参考にされるほど、高く評価されているんです。

今回は海外、特にフランスのサッカー教育や環境の特徴はどのようなものなのかを考えていきましょう。

1.減点方式ではなく、加点方式の教育方針

「ボールを運んでシュートを打たない」
「ボールを運んでシュートを打った」

まずはこの2つのアクションから考えてみましょう。
減点方式の教育だと、シュートを打たないこと自体は減点になりません。

しかしシュートを外してしまったら減点対象として考えられてしまいます。

特に日本でよく見られる光景かもしれませんね。
せっかくチャレンジしても減点方式のコミュニケーションをされると選手自身が落ち込んでしまい、次のチャレンジに臆病になってしまいます。

しかしフランスなど加点方式を用いる国々では、シュートを打ったら「よくチャレンジした!」と加点対象として考えられるのです。大事なのは「チャレンジ」を認める、褒めるということ。
そうすることでシュートを外してしまったら、選手は「何が原因で外してしまったのだろう」と考えるきっかけを獲得することができます。

チャレンジをしないと課題も出てこないのです。
悪いところを咎めるのではなく、「良いところを見て強みを引っ張り上げる」という考え方、それが個性を育てるということにも繋がっていきます。

2.シュートを意識すること

テクニックのみならず、しっかりとシュートを意識することが大事です。

当たり前ですが、サッカーというスポーツは得点を取らないとゲームには勝てません。得点を取るためにはシュートが必要ですよね。
「シュートで終わる」ということをクセ付けることが大切です。

加点方式が教育の前提にあるがゆえにシュートを打つことに抵抗感が少なくなっていくんですね。

3.若年層から高いレベルの戦術と触れ合える

サッカー教育には良質な戦術への理解も不可欠です。

若い頃から高いレベルのサッカー戦術に触れる機会は、おそらく欧州の方が多いでしょう。
欧州選手権やチャンピオンズリーグなどに代表されるように、ハイレベルな試合に触れる機会も多く、戦術へ目をむけやすい環境が整っていると言えます。

欧州では戦術の重要性を考えることに使うエネルギーは、日本よりも多いのではないでしょうか。

4.他国との交流が活発であること

地続きのヨーロッパという大陸では、サッカーに限らず他の国々と交流が盛んです。
サッカーでは様々な大会を通して交流することができます。

例えば身体のバネに優れている国の選手、身長が高くフィジカルが強い国の選手など、様々な強みのある選手たちとゲームを経験することができます。
すなわちサッカー選手としての文化の違いに触れやすいのです。これは日本ではなかなか頻繁に出会えることではないかもしれませんね。

まとめ

今回はフランスのサッカーの教育、環境について考えてきました。
日本では実現しにくい環境要因もありますが、「減点方式でなく加点方式」「シュートで終わる」ことは意識一つで変えられるのではないでしょうか。
優れたサッカー教育の考え方が日本にもどんどん浸透していってほしいですね。

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