ジュニアサッカーにおけるコーチングで心がけるべきこと

選手の成長に極めて大きな影響力をもつコーチの手腕は、その後のサッカー人生のみならず、選手自身の人生にも影響を与えます。

特にジュニアサッカーにおいてはコーチが与える影響はより大きなものになります。
では選手に良質なコーチングを提供できるコーチングのポイントとは何なのでしょうか?

今回はサッカーにおけるコーチングについて、特にジュニアサッカーへのコーチングに重要な観点を考えていきたいと思います。

1.コーチとは、サッカーにおける「親代わり」

コーチは教育者として、サッカーにおいては親の代わりであるという意識が必要です。

サッカーの技術のみならず、人間性という視点でも選手を成長させていかなくてはなりません。
例えば感情的になって「怒る」ことと、子どもの成長を思って「叱る」ことでは大きな差があります。

選手に道筋を示したい場合は、「怒る」のではなく、相手によりよい方法を教示する「叱る」という方法を適切に選択できるかどうかもポイントです。

2.自分がプレイヤーではないという認識を持つ

コーチ自身がプレイヤーとしての感度で選手に触れることは必ずしも望ましいコミュニケーションではありません。

自分の経験や感情のみを軸としてしまうと、「叱る」ではなく「怒る」ことが誘発されてしまいます。
自分の考えのみを押し付けることで選手の個性を消してしまう可能性も。

あくまでコーチの立場で、「自分だったら…」ではなく、客観性で選手に助言や建設的なアドバイスを送ることが大切です。

3.コンディショニングの重要性を理解しよう

「あの選手はうまいからとりあえずこのポジションでプレーしてもらおう」ではなく、選手やチームの状況に応じて臨機応変に戦術を選択できるかどうか、そのために選手やチームのコンディションをしっかり意識できるかどうかもコーチにとって欠かせない資質です。

サッカーでは「選手の経験値」よりも「選手のコンディション」へ目を向けることが必要な場面も多々あります。
そのために必要なスキルは「洞察力」。

この洞察力を身につけるには、日々のコミュニケーションが必要になってきます。日々意識的に触れ合っているからこそ、些細な変化も読み取ることができるようになるんですね。

サッカーのコーチを行う以上、当然ながら特定の選手とだけではなく全員と意識的にコミュニケーションを取る必要があります。
一人一人の状況をしっかり知ることがコンディション管理の第一歩に繋がります。

4.気候対応への理解、暑さや寒さ対策をしっかり意識

上記と繋がる内容ですが、気候に応じた適切なコンディション管理が行えるかどうかもコーチの手腕として大切なポイント。

気温に応じた練習メニューを組めるかどうかや、それぞれの選手が気候に対してどのような影響を受けているかなどにも目を配らなくてはなりません。
大前提として、コーチが気候に対しての対応方法も知らないといけませんね。

寒い時はどのようなアイテムを身に着けるべきなのか、なぜそのアイテムが必要になるのかも知っておく必要があります。
気候に応じたピッチコンディションの把握も当然ながら必要です。

5.選手に考えさせること

コーチは技術や戦術などを教えることはできます。

しかし最終的な答えを出すのは選手です。

ただし、年代によって異なる要素はあります。小学校1年生に考えさせることと小学校6年生に考えさせる内容や求める答えは違いますよね。

年代ごとに考えさせる内容をしっかりと分けなくてはなりません。

選手が考えることで、疑問が生まれます。その疑問を選手同士で考えさせ、コミュニケーションを誘発し、ソリューションを導き出してあげるのもコーチの役割の一つです。

6.迷いを持たずにYES、NOをはっきりさせる

コーチが迷ってはいけません。しっかりと選手の疑問やプレーに対して線を引いてあげることが大切です。
YESとNOをはっきりと分け、指示を出さないと選手たちは混乱してしまいます。

まとめ

選手にそれぞれの個性があるように、コーチにも当然個性があります。
ですが選手に目を向けて本気で成長させるための根幹は大きく変わらないのではないでしょうか。
選手の育成を意識するコーチの方にも、どのようなコーチがいるチームを選ぶべきか迷っているお父さんお母さんにとっても参考になれば幸いです。

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