【サッカー教育】強いチームはチーム全員が強い?チーム底上げにコーチが意識すべきこととは

少年サッカーチームには、すば抜けたサッカー技術を持っている子もいれば、あまり上手ではない子など様々。

そんなチームで指導するとなると、どうしても上手い子にスポットを当てがちですよね。

その結果、公式戦で出られるメンバーは限られてしまい、チーム全体で見たときには弱体化してしまっている場合も…。

ジュニアサッカーにおいてチームのレベルアップをするためにはチームの底上げが必要不可欠といえます。

そこで今回は、ジュニアサッカーのチームレベルの底上げのために指導者が意識すべきことについて考えていきたいと思います。

1 そもそもチームレベルの底上げをするメリットとは

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1-1 怪我のリスクを回避

ジュニアサッカーにおいて怪我のリスクはつきものです。

さらにチームの中でスタメンと呼ばれるような選手は、公式戦や練習試合などに出場する機会も多いため、余計に怪我のリスクが高まります。

仮に、「個」に集中した指導のクラブチームでスタメン選手が怪我をしてしまった場合、控えの選手とのサッカー技術に圧倒的な差があるため、目も当てられない状況に…。

チーム全体の底上げをしておくことで、そういったリスクを回避することができます。

1-2 練習の質の向上

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チームレベルの底上げをすることで、練習の質の向上に期待できます。

ジュニアサッカーで、一番多く練習をする相手は自分のクラブチームのメンバーではないでしょうか。

1対1の練習、3対3の練習、紅白戦などなど…。自分のチームのメンバーと本気でぶつかり合うことで切磋琢磨していきます。

つまり、ぶつかり合う相手が上手ければ上手い程、どうやったらドリブルで抜けるか、どうやったらボールをとれるか試行錯誤しなくてはいけません。

また、ポジション競争も激しくなるため、ポジションを維持するために懸命に努力をする必要が出てきます。

その結果、練習の質が向上し、さらなるチームレベルの底上げに期待できるでしょう。

1-3 強いチームになる

一人の選手が抜きに出ているというチームは良くありますが、そういうチームは、スター選手にボールを集めがち。

そうなった場合、相手チームとしては、そのスター選手にのみディフェンスを意識していれば怖くありませんよね。

仮に、チーム全員がスター選手だった場合、相手チームとしては脅威となるでしょう。

チーム全体のレベルの底上げは、選手全員が強いスター選手だらけの理想的なチームとなります。

2 「個」ではなく「全体」を意識した指導

ジュニアサッカー全体のレベルを上げるためには、「個」ではなく「全体」を意識して指導する必要があります。

あまりに明白なことのように思えますが、今日のサッカーを牽引する国々には、いまだにこの「全体を意識したサッカー指導」が浸透しておらず、エリート選手だけに集中した「個」を教える指導法が主流となっています。

しかし、その指導法は他の選手は育たないため、エリート選手頼りのチームとなってしまいがち。

仮に、そのエリート選手がいなくなってしまったり、欠場してしまった場合、格段にチームレベルを落としてしまうなんてことが…。

安定した強いチームを作るためにも個ではなく、全体を意識して指導することが大切になってきます。

3 一人一人に合ったアドバイスすることも大切

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チームレベルの底上げには、一人一人にあったアドバイスをしていくことも大切です。

チームの中には、ドリブルが上手い子やシュートが上手い子もいれば、入ったばかりで、あまり上手くない子など様々。

チーム全体のアドバイスも大切ですが、それだけだと選手の個性を消してしまう可能性も…。

個々によってサッカー技術や性格は異なります。

選手一人一人の問題点や課題をしっかりと把握し、客観性に助言や建設的なアドバイスを送るようにするといいでしょう。

そうすることで、選手一人一人が自分の課題や個性に気づき、効率的に練習出来るようになることでチームの底上げにも期待できます。

ただし、アドバイスする際は自分の考えのみを押し付けないように注意しましょう。

あくまでコーチの立場でアドバイスすることが大切です。

4 チーム全員とのコミュニケーションが大切

チーム全体の底上げをするためにも、当然ながら特定の選手とだけではなく全員と意識的にコミュニケーションを取る必要があります。

一人一人の状況をしっかりと知ることで、その選手の性格や課題、コンディションに至るまで把握することができます。

そうすることで、どのようにアドバイスをしたらいいのか、どのように接したらいいのかが自ずと見えてくるでしょう。

また、選手やチームの状況に応じて臨機応変に戦術を選択できるかどうかもコーチにとっては必要な資質の1つです。

日々意識的にコミュニケーションを取ることは、チーム全体の底上げをするためにも、ぜひともしておきたいところですね。

5 選手に考えるサッカーを意識させよう

いかがでしたでしょうか?

今回は、ジュニアサッカーのチームレベルの底上げのために指導者が意識すべきことについてご説明させていただきました。

また、チームレベルの底上げをするためには、コーチだけでなく選手一人一人が考えながらサッカーをすることも大切になってきます。

コーチが的確にアドバイスをしたところで、その選手がなにも考えずに練習していたら、いくらアドバイスしたところでサッカー技術の向上は望めません。

アドバイスに対して、選手一人一人が常に考えながらプレーすることで、解決方法や新しい課題に気付くことができるでしょう。

選手同士で考えさせ、コミュニケーションを誘発してあげるのもいいかもしれませんね。

そうすることでチーム全体の意思疎通ができるようになり、さらなるチームレベルの底上げが期待できるでしょう。

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